次世代DVD規格争いについて

●次世代DVD規格争いについて
今日は次世代DVD規格争いについて、論文みたいな感じで将来的にどっちの規格が生き残っていくか、ということを予測してみたいと思います。


最近ニュースなどで良く取り上げられる次世代DVD規格争い。
その一つは東芝HD DVDというもので、DVDとの互換性が高く製造コストが安上がりなのが特徴。
それに対し、製造コストはかかるが大容量という特徴を持っているのがSonyBlu-rayです。


皆さんは、昔もよく似た規格争いが行われていたことをご存知でしょうか?
今では多少DVDに押されているものの、未だビデオ界に残っているVHSテープ。
このVHSテープが、昔の規格争いに生き残ったものなんです。

ここで次世代DVD規格のことも踏まえ、昔の規格争いについて見てみましょう。


昔の規格争いは、「VHS」と「ベータ」の2つで繰り広げられました。
まず最初にSonyがベータを出したんですね。
その後にビクターがSonyに対抗し、VHSを出しました。
当時のVHSは、記録時間は2時間でベータの2倍。
まぁ、この時点で次世代DVD規格争いと重ねるとVHSがBlu-rayHD DVDがベータでしょう。


そして、VHSが生き残るきっかけとなったのが、日本ビクターの戦略でした。
日本ビクターが欧米家電メーカー大手を使ったOEM供給などを積極的にやった結果、Sonyのベータ規格が劣勢になっていきました。


その後、ベータが消える決定的な出来事が起こりました。
ベータ規格が劣勢になってきて、Sonyはあせります。
ということで、ベータ規格をまた市場に戻そうと広告を出すことになります。
この広告というのが、「ベータはなくなるの?買うと損するの?」みたいなネガティブな内容だったのです。まぁ、そして最後には「ますます面白くなるベータマックス(ベータ)!」と締めくくりました。
しかしこれもSonyの戦略。


しかし、これを機にベータ離れは加速し、最終的にはVHSが生き残りました。


ということです。


上のことから考えると、最終的に生き残る一番大きな原因となるのは「巧みな戦略」をするメーカーの規格だといえましょう。
ということで、両陣営の戦略についてわかっている範囲で見てみましょう。


まず、HD DVD規格を提唱している東芝
MicrosoftからHD DVDを支持されていて、なおかつ業務提携をしています。これは結構良い戦略ではないんでしょうか。
そしてBlu-ray規格を提唱しているSony
実際、Blu-rayも色々な会社から支持を得ています。
しかし、最近はBlu-rayHD DVD両方を支持するところも増えてきたのが事実。
ということで、今のところ戦略は東芝の方が上ですね。


ここで参考程度に、両陣営が提唱している規格の容量を見てみましょう。(あくまでも予定です)
(参考URL)
Blu-ray:25GB、50GB
HD DVD:15GB、30GB、45GB
やっぱりBlu-rayのほうが容量大きいですが、HD DVDのほうがバリエーション豊富です。HD DVDは製造コストが安くて、なおかつ使用用途によって選べるディスクがBlu-rayよりも豊富ってことですね。それにより多少ではありますが消費者のイニシャルコスト削減にもつながります。
容量は5GB(現代のDVD(DLではないDVD)一枚分くらい)違いますね。


あとは次世代DVDを再生できるプレイヤーについて調べてみました。
HD DVD陣営は、たった499ドル(57000〜58000円)でプレイヤーを発表しました。全米発売は今年の3月頃になる予定です。
5万円台といったら、現行のDVDプレイヤーとそう変わらない値段ですね。世間もこの値段の安さに驚きを隠せないようです。
そしてさらに、東芝が発売しているPCにも来年春頃からHD DVDが読み込めるDVDドライブを搭載予定だとか。
さらにさらに、HD DVD陣営と業務提携しているMicrosoftが発売しているゲーム機Xbox360に、外付けドライブだが年内にHD DVDが読み込めるドライブを市場に投入するらしい。


それに対しBlu-ray陣営は、日本円にして20万円のプレイヤーを発表。
あとソニーのPCにもBlu-rayが読み込めるドライブを搭載する予定みたいです。
そしてPlayStation3にもBlu-rayディスクが使えるように読み込めるドライブを搭載する予定です。PS3の値段は4〜5万らしいですが、今のところの予定だとPS3には録画機能はつけないとのこと。再生専用機になるっぽいです。
ということは、PS3Blu-rayプレイヤーとしての役割はほとんどないことになり、録画可能なBlu-rayプレイヤー(20万円)を買わないと意味がないことになりますね。(別途映像ソフトが出てきた場合はPS3だけでもいいけど、普及の追い風にはならない)
ということで、各陣営の録画・再生ができるプレイヤーの最安値はHD DVDが5万円台、Blu-ray陣営が20万円台といったところになります。


上記の結果から、「巧みな戦略・バリエーション豊富・DVDとの互換性・低コスト」という項目ではHD DVDが上ですが、「容量の多さ」という面ではBlu-rayのほうが上ということがわかりました。


ということで結論を。
メリットの多さから見ると、今のところHD DVDが生き残っていくと僕は予測します。
デメリットの「Blu-ray」よりも容量が少ないという件は、現行のDVD一枚分くらいしか変わりませんし、恐らくこれから開発ペースが進み大容量化するでしょう。
まぁそんなこと言ってたらBlu-rayも同じですが、その分Blu-rayHD DVDよりもメリットが少ないですしね。



因みにこの結果について一言。
あくまでも今までわかっている資料で予測したので、今後明らかになっていく仕様によっては結論が変わる可能性は十分ありえます。
ですので、仕様が明らかになってきたら再び予測しようと思います。


…と、この予測をする前は自分はどっちが生き残るかなんて検討もつかなかったんですがねぇ。
とりあえず、僕は上のような見解からHD DVDを支持しようと思います。
頑張れHD DVD


あと、この予測を書き終わった後に発見したのですが、どっかのサイトがアンケートをとっていたようです。
アンケート集計
やっぱり、どっちかというとHD DVDの方が期待度が高いですね。
違ったらどうしようと思いました(汗


あと、今日の日記は後に追加します。それでは。


●そういえば
10日から学校が始まります。しかもその当日に課題考査があります。
これはやばいぞ…。課題全然やってないし、いつもは答えうつすだけで問題なんて見ないから…。
今回は、明日から問題を理解しながら進めていこうかなぁ。
課題考査で来年2年生のクラスも決まるみたいですし。。。
ということで、10日までパソコンを一日1時間しか触らないことにします(何
いや、そんなこと出来るかは知りませんが(ぁ


ていうか冬休みに入ってから一分も勉強してない自分に乾杯!(ぇ
ごめんなさい明日からやりますよ。